よく聞く一条ルールって何?
いったいどんなルールがあるの?
一条工務店で家づくりを計画している方なら誰もが聞いたことがある「一条ルール」
一条ルールとは何か、どんなルールがあるのか。この記事では一条ルールについて詳しく解説していきます。
完全自由設計の一条工務店ですが、「家は性能」のキャッチコピー通り性能重視のハウスメーカーなので、間取りの制限が他のハウスメーカーと比べてかなりたくさん存在します。
我が家も一条ルールについて全く分からずに契約を進めてしまい、
もう少し早い段階で知ることができたらなあと思うこともしばしばあります。
すでに契約をしていてこれから打ち合わせの方も、まだ契約しておらず一条工務店を検討している方も参考になる内容だと思います。
・2024年夏頃 今までは水回りのみ採用可能だった石目調フローリングが全部屋で採用可能に
日々更新していきます!もしわからないことがあれば気軽にこちらから質問してください。
また新たに追加事項などあれば教えていただけると喜びます!
後悔しない間取りを手に入れるには?
一条工務店で家づくりを進める予定の方は、間取りの自由度が低く理想の家になるか心配と思う方も多いはず。
実際に私もそうでした。
SNSやホームページでさまざま情報を集め、設計士さんに伝えていきました。
そんな中でも特に役にたったのが、「タウンライフ家づくり」というサービス。
施主も家づくりに関する情報を集めて、とにかくたくさんの間取りやアイディアを見て勉強したほうがいいと感じました。
どんどんアイディアを出して理想の家づくりをしていきましょう。
一生に一度の家づくりで後悔しないためにも、使えるサービスは何でも使ってみましょう。完全無料ですので気軽に利用してみてください!
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【一条ルール】間取り
一条工務店では間取りに関するルールが特に多いです。
高い耐震性を保つために必要な構造であるため仕方ないですが、間取りのルールを知っていると失敗は防げます。
間取りの変更は45.5cm単位でしか変更出来ない
一条工務店の間取りは、1マス91cmのマス目を使用して間取りを作成します。(2マスで1帖になり、画像は9マスあるため4.5帖になります。)
間取りの計画では、半マスずつ(45.5cm)でしか変更不可能なため細かい間取り設計は不可能になります。
細かい設計がしたい!という方には少し向いていないかもしれません。
1階の間取りに2階の間取りが制限される
構造上の問題で、原則総二階にしないといけません
吹き抜けについて
①吹き抜けはお得
一条工務店で吹き抜けを採用した場合坪単価が半額になります。
例えば3坪の吹き抜けを採用した場合、
部屋にすると約200万、吹き抜けだと約100万円になる※アイキューブの坪単価計算です。
②吹き抜けの面積が決まっている
床面積の1/3まで、また吹き抜けは4×4マスが最大などサイズが決まっています。
間取りを依頼する際は必ずサイズを確認しましょう。
ロスガードについて
一条工務店にはきれいな空気と快適な温度を保つ「ロスガード90」という巨大な空気清浄機が標準で付いてきます。
しかし設置するには1マス(91×91cm)のスペースが必要です。
・前は1マス(91×91cm)のスペースを開ける
・ロスガードは2階建ての場合必ず2階に設置
・ロスガードは外気と接するので、必ず壁側に配置する必要がある
など多くのルールが存在します。
避けたほうがいい場所としては
・寝室(少し音が気になる)
・キッチン(虫のフィルター交換をする必要がある)などは避けてたほうが無難です。
またおすすめ設置場所は2階の廊下に設置出来たら理想的です。
我が家も廊下に設置したかったが、間取り的に廊下には設置できませんでした(泣)
しかたなくウォークインクローゼット内に設置することにしました。
設置場所は要注意です。
またメンテナンスをする必要があるため、ロスガードの真上に照明をつけておくことをおすすめします。
バルコニーやパラペット屋根は坪単価1/2でつけれる
我が家は間取り的に2階子供部屋の真下が玄関だったため、パラペット屋根を採用することで減額になります。
2階にトイレを設置する場合、真下部分にPS(パイプスペース)が生じる
床暖房を設置する場合は、1階のどこかにHB(ヘッダーボックス)を設置する必要があり
全館床暖房で有名な一条工務店ですが、床暖房のチューブが集合する場所(HB:ヘッダーボックス)を設置する必要があります。
ルールとしては以下の項目があります
・外壁に面する場所には設置できない
・耐力壁でない壁が望ましい
・RAYエアコンの室内機や室外機の10マス以内に設置(床暖房はRAYエアコンと同じ室外機を使用しているため)
おすすめの設置場所はシューズクロークもしくは玄関付近の廊下です。
周りに見られない場所、もしくは家の中でも少し寒い場所に設置する方が多いです。(床暖房のパイプがあるため、使用しているときは少しだけ暖かいみたいです)
詳しくはこちらの記事を見てください
お風呂は外壁に面した場所に設置する必要があり
配管の関係上お風呂は外壁に面した場所にしか設置できません。
当初は部屋の中心付近にお風呂を配置したかったですが、無理でした。
【一条ルール】仕様
次は仕様についてです。細かいルールが存在するので紹介していきます。
基本建具と床材(フローリング)の色は同じになる
建具や床材の選択できるカラーが少なく、基本は同じ色になります。
アイキューブの場合ホワイト、ライト、グレー、ビターの4種類からしか選べません。オプションにはなりますが、より高級感を演出したい方は「モクリア」や「ライブナチュラルプレミアム」などといったフローリングも選べます。
1階と2階のフローリングの色は標準で同色になる
標準だと同色になります。
ただし+33,000円のオプションで色を変更可能です。
また石目調フローリングだけはルールが違うみたいで、1階と2階の色を変えても料金はかかりません。
我が家ではトイレに石目調フローリングを採用し、1階はグレー、2階はブラックを採用しました。
石目調フローリング全室可能
以前までは水回りのみに採用できた石目調フローリングですが、全室石目調フローリングが採用可能になりました。
我が家はアイキューブで打ち合わせしていますが、対応可能とのこと。
ホテルライクな雰囲気にしたい方にはぴったりですね。ちなみに玄関~洗面所、キッチンのみ石目調フローリング、リビングは木目調のフローリングとかも可能です。
収納がタダでもらえる(ハグミー、アイスマイルは適応外)
一条工務店は標準で様々な収納タイプが付いてきます。
ただし施工面積6坪につき1ユニットが標準です。それ以上はオプションになってしまいます。
耐力壁や垂れ壁必要(オープンステアの2階部分)
オープンステアの2階部分には必ず壁が必要です。
この壁がないとオープンステアを採用することは出来ません。
【一条ルール】窓
ハニカムシェードは全てオプション(6600円〜)
今まで無料で付けることができたハニカムシェードですが、2024年から全てオプション扱いとなりました。
オプション価格は6600円〜と安くはないため必要な場所のみ付けるのがよさそうです。
オプションじゃなければすべてに採用したかった。。
網戸は全てオプション(3850円~)
網戸もすべてオプション扱いです。
我が家では窓を開けて風を感じたいため、必要そうな場所に採用しました!
標準で設置できる窓の数に制限あり
間取りや広さにもよりますが、各部屋に2枚またはリビングに3枚が標準です。
気になるか方は設計士さんに確認を取りましょう。
【一条ルール】照明
提携しているメーカーの中なら、おしゃれな照明が約半額で採用可能です。
KOIZUMI
Panasonic
ODELIC
DAIKO
なお詳しくは分かりませんが工賃1000円でつけれるみたいです。
【一条ルール】コンセント
コンセントに関しても細かいルールがあります。
別記事にて詳しくまとめています。
【一条ルール】その他
エアコン(RAYエアコン)は一台標準で付いてくる
標準のエアコン(RAYエアコン)を付ける場合は、床暖房と併用不可になります。
同じ室外機を使用しているため、同時に使うことは不可能です。併用したい場合は違うエアコンを設置する必要があります。
ちなみに不採用の場合は40,000円の減額になります!
我が家は不採用にしましたが、それぞれのご家庭にあった選択をしましょう!別の記事で詳しく解説しています。
【一条ルール】お金
仮契約時点で坪単価が決まる
他のハウスメーカーの場合、坪単価は建てる時の値段になります。
しかし一条工務店の場合は、一度仮契約をしてしまえばその時(仮契約した月)の坪単価で固定されます。しかも仮契約の解約は無料。ちなみに仮契約は100万円になります。
またハグミーで契約を進める場合は30万円で契約可能です。
【一条ルール】まとめ
この記事では一条ルールについて詳しく解説してきました。
一条工務店は「家は性能」のキャッチコピー通り性能重視のハウスメーカーです。
そのため間取りの制限が他のハウスメーカーと比べてかなりたくさん存在します。
理解した上で、楽しく家づくりをしていけたら幸いです。
なお冒頭でも述べましたが、一条ルールは日々変化しています。必ず担当営業に確認をしましょう!